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TOKIO山口さん アルコール依存を心の視点から

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TOKIOの山口達也さんが、書類送検・・・・

このニュースに驚かれた方も多いことでしょう。

まずは、被害にあわれた女子高生の方の心の傷がきちんとケアされる場が得られることを望みます。

それは当然ですし、たしかに彼のしたこと自体は良くないことですが、ただ気になるのは(確定ではないですが)

ニュースなどからの情報で彼はどうもアルコール依存症のようです。通院や入院をされていたとのこと。

退院されたその日に焼酎一本を開けたという報道もありました。

今回のことも泥酔していて覚えていないとのことでしたし、アルコール依存がもとになって引き起こされた出来事と見れるかと思います。

山口さんは、誰もが知っているようなとてもご活躍されている方ですよね。一見、仕事やプライベートも充実しているように見えます。でも、もし心が本当に満たされていたら絶対に依存症にはならないはずです。心が本当に満たされているかは、表向きではわかりません。

今日は「依存症」についてを心の視点から書いてみたいと思います。

心が満たされない

心が満たされない感じ・・・という表現はとても抽象的ですが、それでもきっとどなたもなんとなくイメージできるものだと思います。(なぜならすべての人が感じたことがあるものだからです)

さて、もし、この満たされていない感じをどこかでずっと感じていたらどうでしょう?長年、蓄積されていたらどうでしょう?満たされない感じがどんどん大きくなったらどうでしょう??

とても嫌な感じがしませんか?

心が満たされない感じの蓄積は、心の痛みであり苦しみということが想像にたやすいでしょう。

 

依存症は『心の痛み止め』

もし、頭が痛い、すごく痛い‥‥そんなときどうしますか?痛み止めが欲しいですよね。楽になる何かを探します。

さて、もしこれが心の痛みや苦しみだったらどうでしょう?同じようにこれを感じなくさせてくれる「痛み止め」が欲しいですよね。

例えば、何かをしているとき、この嫌な感じがまぎれる気がしませんか?

それは誰かとおしゃべりをすることかもしれないし、お酒を飲むことかもしれないし、甘いお菓子かもしれないし、恋愛かもしれないし、スマホをずっと見ていることかもしれないし、他の何かかもしれません。

そういう意味では私たちの誰もが、程度の差あれ、心の痛み止めを使ったことがあるでしょう。

痛みや苦しみがまだ小さいときや一時的なときは優しい痛み止めで良かったけれど、痛みや苦しみが大きくなれば大きいほど継続的で強力な痛み止めが必要となりますよね。

それが依存症なのです。この心の痛み止めなしでは今日は乗り越えらない・・・・やめたくてもやめられない・・・・・という状況です。このとき心の痛み・苦しみは、相当大きなものであると想像できます。

一時のストレスというよりは、長年の蓄積であったり、幼少期からのものかもしれません。実際にはトラウマ的体験の影響が多くあります。

心理セラピーでのアプローチ

依存症への根本的なアプローチは何か・・・と考えたら、それはこの痛み苦しみを癒すことなんです。満たされない心の在処をみつめることなのです。

ではどうやって・・・?

それには苦しみの根源へ働きかける適切な心理療法(心理セラピー)が必要になります。

私は依存症のクライアントさんには、EFTやRFTというタッピングを用いた心理セラピーを使っています。これらのセラピーは、日常的なストレスはもちろん、このような依存的なものへのアプローチなど幅広く心の問題に働きかけることができるものです。

EFTはとくに欧米では実績があり、アメリカ帰還兵のトラウマによる依存症状の改善に高い効果をあげています。

私のセッションでもそれなりに時間もかかることも多いですが、それでも多くの方は改善されたり症状がなくなっています。(すみません、今はご新規の方はお休み中です)

かし、まだまだ認知が低いのがとっても残念。このような心理セラピーをぜひ苦しんでいる方に知ってほしいです。

ほんと、山口さんにも!!

というわけでこれら心理セラピーをご紹介するサイトをリンクしておきます。どちらも私が所属しています。

◎EFT⇒http://jmet.org/

◎RFT⇒http://www.resistantfreedomtherapy.com/

ちなにみ私はEFTの本を執筆中です。(すごくゆっくり 笑)

こちらは日々のセルフケアに取り入れていただけるようにと、なるべくわかりやすくお伝えしたいと思っております。

 

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