悲しい事件や事故などを、毎日のように報道されています。
これらのことに「どの視点で見るか」で、様々な意見や考えがあると思うのですが
今日は、そういった事件や事故を知った「自分の心のケア」という視点で書いてみようと思います。
その情報をどこかから知りますよね。
そうすると、「怖い」とか「不安」とか「怒り」とか何か自分の気持ちが反応するかもしれません。
あるいは「ドキドキ」とか「ざわざわ」とか身体の反応かもしれません。
特に自分とリンクしやすいものには反応が起きやすいと思います。
例えば「同じくらいの子がいる」とか「私も過去に似たような体験をした」とか「近所だ」とか。
それは自然な心と身体の反応です。だからそれは何も悪くありません。
こういう時は、その自分に「怖いね」「ドキドキするね」などと、「寄り添って」あげてください。
「あ、すごく怖がっている」「不安になっている」と自分の気持ちや身体の反応に、「気づく」だけでもいいです。
たったこれだけのことと思うかもしれませんが、反応に対して「寄り添ったり」「気づく」ということは、
その気持ちをゆるめることにとても役立ちます。
そして、その情報から遠ざかりましょう。
特にテレビは、視覚と聴覚を通してダイレクトに働きます。テレビをつけていると何度も繰り替えし報道されます。悲惨な声をたくさん届けるでしょう。
インパクトのある映像や音、繰り返しの情報などに触れていると、無意識であれどもそれは影響を及ぼします。
自分が実際に体験していなくても、こういった過度の情報や刺激から、いわゆるトラウマのような状態になりうることがあるのです。
(震災後に報道を見ていて、心身が不調になった人が多くいましたよね。)
トラウマは、出来事が過ぎ去ったあとにも身体に記憶され残ったままです。
そうすると、
普段の生活の中でも、必要以上に怖さや不安を感じやすくなったり、心配しすぎたり・・・そういった
反応が起きやすくなります。
もちろん、万が一のことに「備える」ということは必要ですが、「過剰な」恐れや不安などなく、日々を過ごしたいものですよね。
特にちいさなお子さんには、テレビなどのニュースは見せないようにしましょう。
年齢、また起きた出来事の内容に応じて、あえて教える必要もないこともあるでしょう。
大人よりも刺激をダイレクトに受けます。情報を制限することで、子どもを守ってください。
飛行機が怖くて乗れないという40代の方のセラピーで、5歳くらいの時に見た飛行機事故のニュースがいまだに影響しているということが
ありました。これは一例ですが、こんな風に影響が続くこともあります。
もし、何か「情報を知りたい」という気持ちがあるなら、最小限で、できれば文字の方が刺激が少ないかと思います。
また「世の中のニュースをは知っておくべきだから知らないとまずいよね」という考えの方もいますが、何度も触れる必要はないはずです。それよりも自分の心の安定を優先しましょう。
そして、心が安らぐもの、落ち着くもの、ちょっとほっとするようなもの・・・・
そういうものを身近においたり、視界に入るようにするのもお勧めです。お花や植物、ちょっとしたぬいぐるみ、かわいい小物、気持ちのよいタオルなどもでいいでしょう。
かわいがっているペットとの触れ合いも良いでしょう。
ほっとするものや安心できるものなどを感じられる環境や時間を、
いつもよりほんの少しでいいので、増やしてみてください。
まとめると・・・
自分の起きている気持ちや反応に気づき、過剰な情報からは遠ざかり、ほっとするものを取り入れてください
ということです^^
もしあまりにも感情や身体的な反応が大きく出たり、継続するときはセラピストさんへご相談されるのをお勧めします。
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