感情を感じきると楽になる、癒されるって本当? その1 からの続きになります。
その1の記事をUPしましたら、「知りたかったのはこれ!」とか、「続き早く」笑
とか、反響をいただきました。読んでくださり、ありがとうございます!
たぶん、何回か続く予定です・・・(^_-)-☆
その1では、感情って何?感じきるってどういうこと?ということをお伝えしました。
で、今回は、
「感情を感じるきるってどうするの???何をするの?」ということを、書いていきますね。
感情を感じきるって、わかりにいくい
感情を感じきるって、なんだかわかりにくいですよね。
なぜわかりにくいかというと、目に見えない作業だからだと思うんです。
例えば、そこにあるボ-ルペンを拾って、とか、手をグーパーグーパーしてみて、・・・・等は、何をすればいいかわかりますよね。
でも、感情を感じきるって、全然目に見えないし、具体性がないこと。なんだかとっても感覚的なこと。
ということは「感情を感じきる」という言葉から、それぞれが自分なりに「こんな感じかな?」って解釈しているわけです。
もちろんそれがビンゴ!なこともあるけど、本質からちょっとずれて捉えちゃっていることも多いかなと思います。
わかりずらいことだから当然です。
「感情を感じきる」ことのキモは身体
わかりずらいからこそ、前回のところでお伝えした
★感情は身体に起きている感じ(感覚)で捉えることができるもの
★この感じ(感覚)とともにある「気持ち」、これらが「感情」
ということが、実はとっても大切なキモになってきます。
つまり、「感情を感じきる」ということにおいて意識を向けるのは、頭でもない、思考でもない、身体だ、ということなんです。
もうちょっと具体的に言うと、
身体で起きている感覚、それとともに起きてくる気持ち、これらが感情なのですから、これを「感じる」ということなのです。
感じるってどうするといいの?
じゃあ、「感じる」って、何をすることなんでしょう?
「感じる」を別の表現にしてみると・・・・、
それがあるということに気づくこと、そして気づき続けること、あるいはそこに意識を向け続けること、という感じが私的にしっくりきます。
ちょっと例を出してみてみましょう。
例えば、何かに対して怒っている時、
その怒りは身体のどこにあるでしょうか?身体はどんな感じがするでしょうか?
そう思うと、身体に意識を向けますよね。もうここから「感じる」ということが既に始まっています。
そして「あ、肩に力が入っているな」と気づく。
そうしたら、その力が入っている感じにそのまま意識を向け続けるのです。
すると、その力が入っている感じが何か違う感じになるかもしれないし、「ほんとは寂しかった」などとなんらかの気持ちが出てくるかもしれない。
そうしたら、その変化してくる感覚に気づいて意識を向けていく。
あるいは「あ、寂しかったんだな・・・」と感覚とともにある気持ちにまた気づいて意識を向けていく。
こんな風に出てくる感じや気持ちに意識を向け続けていく・・・・
これを繰り返し続けていると、最初にあった感覚や気持ちがだんだんと変化していきます。
そして、本当に充分に、意識をむけ、気づき、感じることがなされた時(つまり未完了が完了された時)
もう気にならないものになっていったり、あるいはそこにあっても大丈夫な形でそこに調和してあったりするのです。
楽になった感じ、癒される感じなどを実感するでしょう。これが感情を感じきるということなのです。
ただこれは一例であり、みんなが同じプロセスではありません。それぞれにいろ~~~~んな現れが無限にあります。
もっともっと時間がかかったり、なかなか変化が起きず楽にもならなかったり、そういうことも当然あります。(これらにもちゃんと理由があります)
ただ、いずれにしても言えることは、「身体の感じに意識を向けていくことが、感情を感じることの本質」ということなのです。
私の体験談
だいぶかなり前のことです。セラピーを習い始めた頃でした。
何か忘れましたが嫌なことがあって、怒りと悲しみですっきりしない気持ちでいました。
身体に意識をむけると胸のあたりにもやもやした感じがあります。私は目を瞑り、そこに意識を向け、ただじっと感じていました。
すると、だんだんとそのモヤモヤが動き、大きくなったり小さくなったりしながら移動し、そして、
す~~と身体からでていくかのように、なくなったのです。
そして、その感覚がなくなったのとともに、最初に感じていた怒りや悲しみも、なぜか気にならないものになっていました。
とっても不思議だったのですが、「これが感情を感じきるということか!!」と腑に落ちた経験です。
感情を感じきる、いつもうまくいくとは限らない
この経験で、
「何これ!!面白いっ」と、そこで味をしめた私は(笑)
その後、何度も試してみます。
でもね、いつもいつもそんな風にスムーズに行くとも限らないのですよ~。
感覚や感情がさっぱり変化しない
感覚が強くなって、苦しくなったり辛くなってくる
感情を感じるのは怖いし、もう感じたくない
そもそも身体の感覚を感じられない
気持ちがごちゃごちゃしてきて思考?感情?わからなくなってくる
感覚を感じようとしたら消えていった(感じれなくなってしまった)
こういったことが起きる起きる・・・・・笑
そしてこれは私だけでなく、なんらかのセルフセラピーをしたことがある方なら「あるある」ではないでしょうか。
当然、セラピーの現場(セッション)でもクライアントさんの反応として起きていることです。何千とクライアントさんのそういった現れを共にしてきました。
セルフセラピーとして
実はこの「感情を感じきる」ということ。
上手に活用できるようになれば、日常的なちょっとした気持ちのケアに、つまりセルフセラピーとしてとっても役立つ心強いものです。
ですが、先に書いたようにスムーズにできる場合もそうでないこともあるんです。
だから、ちょっとやってみて、私にはできないんだとか、うまくいかないんだと、決めつけないでくださいね。
それにはちゃんと理由があり、どんなふうに取り組んでいくのがいいかという道標があります。
もし試してみようと思う方は、まずはあまり強い感情ではないもの、長期的あるいは繰り返し感じているものやトラウマ等ではないものから
はじめてみてくださいね。
詳しく知りたい方は、これをもっと体系づけてわかりやすくしているセルフセラピーの講座、OST基礎コースに、ぜひいらしてください^^
(オンラインでもご受講いただけます)
では、最後にちょっとまとめましょう。
★感情は身体に起きている感じ(感覚)で捉えることができるもの
★この感じ(感覚)とともにある「気持ち」、これらが「感情」
★身体の感じに気づき、意識を向ける続ける・・・それが感情を感じることの本質。
★充分感じることができなかった未完了の気持ちを感じることで、完了される。
つまり感情を感じきることで、楽になったり変化がおきたり癒しが起きたりするということ。
いかがでしたでしょうか?何かあなたの中での気づき、発見、学びなどあると嬉しいです。
ご質問や感想などありましたらお気軽に~~。ご質問にはブログの中で御答えしていきたいと思います。(たぶん、できれば 笑)
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